ACROSS 24 NIGHTS

エリッククラプトンの『ACROSS 24 NIGHTS』を鑑賞してきた。
過去にもエリッククラプトンの映像が上映されてきたが今回のような全編ライブ映像は記憶にない。
その内容はイギリスのロイヤルアルバートホールで行われた1990年の18公演と1991年24公演をまとめた『24ナイツ』の音源と映像が、32年後の今年、映画となったものである。
その公演が4人編成の4ピースバンド、13人編成の13ピースバンド、ブルースバンド、オーケストラと4通りのコンサートを公演期間の日替わりで行われたものである。
興味深いもので、4人バンドではギター、ベース、ドラム、キーボードとシンプル、13人はそこにホーンセクション等が加わる、ブルースはブルースミュージシャン、オーケストラは文字通りオーケストラとの公演である。
全17曲のうち4ピース 4曲、13ピース 2曲、ブルース 3曲、オーケストラ 8曲、である。全曲味わいのあるものであるが、特にオーケストラとの「クロスロード」「ワンダフルトゥナイト」「いとしのレイラ」「サンシャインオブユアラブ」は鳥肌ものである。
オープニングの映像からゾクゾクした。最初はオーケストラのみの演奏で「いとしのレイラ」を彷彿させるものであり、てっきり1曲目から「いとしのレイラ」かと思ったが違った。そこから曲が「クロスロード」に移行した。
「ワンダフルトゥナイト」では涙があふれるかと思うほど感動した。そして、ラスト2曲の「いとしのレイラ」はとてもマッチしていた。前半のエレキバージョンは観客が総立ちになるほどのノリの映像で、後半はまさしくオーケストラによって情緒ある楽曲となっている。そして、最後は「サンシャインオブユアラブ」で締めくくられる。
エリッククラプトンのファンでなくても知っている方は必見である。