神社レポート 2025年5月 奈良
ON THE ROAD ~終わりなき旅~
神社レポート 2025年5月 奈良
奈良の山間に十津川村というところがある。奈良県五条から国道168号を4時間近く走ると辿り着ける場所である。現在は新たに道路が施工されてよくなっているが、その昔は酷道といわれるような道であったことは、今でもわかる。
今回は十津川村の玉置山にある【玉置神社】と、天川村の【天河大弁財天】へ参拝することを目的したものである。
旅程は空路を選択した。羽田空港と伊丹空港を発着地とし、伊丹空港からレンタカーで行くことにした。
羽田空港を6:30発、伊丹空港に7:30着。8:30にレンタカーに乗り天河大弁財天へ。
万博の影響で渋滞に巻き込まれるかと思っていたが、有料道路はJCTの合流で混雑する程度で、スムーズに運行できた。空港近くから有料道路にのり、これを利用して予定どおり11時頃に到着。
やはり本日も多くの方がお見えでした。最近は参拝するのに時間がかかるほどの参拝者が訪れるようになったようです。
参拝前に社務所にて根付をいただこうとしましたが、在庫切れとなっていました。かわりに、ネックレスとなっているものがあり、そちらをいただきました。
鈴をもち、本殿、禊殿、禊殿駐車場の対岸にある六角岩に参りました。




十津川村まで2時間ほど。途中で風庵という蕎麦屋で食事しました。蕎麦も美味しくいただけました。谷瀬のつり橋がありますが、私はつり橋が苦手なためスルー。大丈夫な方はぜひ挑戦してみてください。
玉置神社は山の上の方にあるため、今回は十津川村で1泊し、翌日早朝に向かうことに。
数日前に本来通行する道路が崩土のため通行止めとなっていることを旅館で聞き、迂回路があると聞きました。確かに168号で玉置神社迂回路という看板がありましたが、まさか通行止めとは思わず無視してしまい、危うく辿り着けないところでした。時間的には30分で行ける道が50分くらいになることになりますが、行けることに感謝。
今回の天河大弁財天も、玉置神社も、神様に呼ばれないと辿り着けない神社と言われています。
この2社は2021年12月に一度伺っていますが、その時は奈良に宿泊し、奈良に戻るという日帰りでした。かなりの強行軍であると感じ、今回は余裕のある方法をとったものです。
宿泊した十津川温泉の湖泉閣吉乃屋に宿泊しましたが、温泉もよく、食事は夕食も朝食も非常に美味しく、特に鮎が素晴らしかったです。時期ではないので冷凍していたものかもしれませんが、頭から全部食べられました。お米が美味しく、夕食には赤飯と白米、朝食は芋ご飯、茶粥、白米と、お腹いっぱいでも全部いただきました。
翌朝、まだ雨が降るなか8時には旅館を出発し、迂回路から玉置神社をめざします。かなり狭い道をひたすら上っていきますが、早朝のため対向車はわずか3台とすくなく、無事到着。駐車場にはすでに5~6台。駐車場から参道を通り、途中に山の神の鳥居で伺ったことを参拝し、手水舎まで30分ほどゆっくりめに歩きます。
手を清め、まずは玉石社へ20分ほど山登り。その後、三柱社に参拝し、最後にご本殿にて参拝。この間、雨は降ったり止んだりでしたが、概ね止んでいました。









駐車場は満車ではないものの、多くの方がみえていました。玉置神社を後にしてきた道を下っていくと、やはり対向車は多く、スピードはゆっくり目で進むが、なかには何故そのスピードで運転するのかと思うような車もいます。何もなく168号にでて、今日の宿泊地天理へ。天理へは桜井市も通るため、大神神社にも参拝し、天理の石上神宮にも参拝することにしました。大神神社は過去に1度参拝させてもらっています。



石上神宮はすごかった。駐車場から神宮敷地に1歩足を踏み入れた時に鳥肌が立ちゾワッとした。これは高千穂の天岩戸神社の本殿の対岸にある岩戸のあとを見たときと同じでした。
この神宮はこれからも伺うところだと感じました。






天理にあるフェアーフィールドマリオットに宿泊。道の駅のとなりにあるホテルで、マリオット系列としては非常にカジュアルなホテルで、レストランはなく、客室もシャワー室で浴室はありません。気楽に宿泊できる点では良いです。
せっかくなので地元めし。ということで、天理スタミナラーメンが有名であることをテレビで見たことがある私は、フロントで詳細をたずねることに。無事、本店で食すことができました。餃子と焼き飯もすごくおいしかった。



この日は歩き疲れて早めの就寝。
翌日、早朝にもう一度石上神宮へ行くが、その前に少し離れた石上神社へ参ってから行くことにした。やはり、空気感が違う。



参拝後、当初は法隆寺あたりをと考えたが、変更し、有馬温泉で疲れをとることにした。天理から高速で1時間30分ほどで行けるので、9時30分ごろには到着。10時開店の施設に。
14時30分ごろまでゆっくりとして空港へ。旅の終わりである。