ライブレポート番外編 神話 高千穂
今回はコンサートのほか神話に触れることが目的である。
そう、高千穂へ。今回で3度目となる高千穂。大きな目的の一つは高千穂でないが熊本の弊立神社へ参拝すること、もう一つは天岩戸神社5社を詣でることである。
2日目の朝、まずは弊立神社へ。車を走らせること約1時間。目的地である弊立神社に到着。鳥居をくぐり階段を上り手水舎で手を清め本殿前に立つとカラダがぞわぞわし鳥肌がたった。この感覚はある場所と一緒であった。創建は不明だそうであるがかなり古くからだろうとは思う。ゼロ磁場とか九州のヘソとか言われているようでありパワースポットのようである。
ゼロ磁場といわれるところは中央構造線上にあるといわれている。
中央構造線上またはその近くにある神社がいくつかある。鹿島神宮、伊勢神宮、天河大弁財天など。弊立神社もその一つと言われ方位磁石が定まらないということからゼロ磁場ともいわれているようである。確かに、中央構造線上にゼロ磁場で知られているのが長野の分杭峠、奈良の天河大弁財天がある。
実は3日目には阿蘇神社へ参拝したがここもまた中央構造線上にあるらしいが、そのことは後で知った。
弊立神社を後にして高千穂の天岩戸神社へ向かう。高千穂方面に向かっていくと雨が降ったり止んだりを繰り返している。
10時過ぎに天岩戸神社西本宮にて参拝。本殿の裏側に天照大御神様がお隠れになった場所があり大きな岩戸の跡となっている。その岩戸はというと天之手力男が投げ飛ばし長野の戸隠まで飛んで行ったといわれている。宮司の案内でのみ裏側へ行けるため時間になって参列。本殿の真裏に行くと弊立神社で感じたものと同じ感覚である。そう、弊立神社で感じたものはここ天岩戸神社であった。
天岩戸五社である天岩戸神社西本宮・東本宮、落立神社、鉾神社、二嶽神社、石神神社へ参拝。所要時間は車で2時間とあり、まさかそんなにかかるかなと思い天岩戸神社からスタートすると鉾神社及び二嶽神社への道は国道というものの対向車が来たらすれ違えることができるのか?と思える道を10キロほど行き、同じような道を戻ってくる。確かに所要時間2時間は納得であった。全神社をめぐる途中で八大龍王神社にも参拝できた。
今回の目的である弊立神社と天岩戸神社5社への参拝はコンプリート。
時間は13時少し前。お腹がすいてきたのでランチにしようと検索した結果、肉工房初栄に決定。高千穂牛?この地でしか食べれないでしょうということでランチ時間終わるギリギリで入店。ミニステーキ定食と焼肉定食を注文し、どちらも柔らかくあっという間に完食した。よほどお腹がすいていたのだろう堪能した。
食後はあまてらす鉄道へグランドスーパーカートに乗車し高千穂鉄橋からの景色は絶景である。これは、廃線となった鉄道を観光鉄道として生まれ変わらせ成功したものである。1度目に来たときは存在を知らず、2度目は雨天のため運行中止ということで3度目の正直である。

高千穂を後にして本日のホテルであるフェアフィールド・バイ・マリオット・熊本阿蘇へ向かう。
このホテルは阿蘇駅に隣接する道の駅阿蘇のすぐ近くにありマリオット系列としてはホテル内にレストランがなくコミュニティスペースがあり各自で購入してきたものを食べることができる。電子レンジありトースターありドリンクバー(無料)ありインスタント味噌汁あり。今回の部屋はキングサイズ。シャワーのみでバスタブはないが向かいに市営のお風呂(スーパー銭湯ではない)があり400円で利用できる。市営でありながら温泉で露天もあるので満足できるものであった。
近年、マリオットが日本国内に展開するひとつのブランドとして「フェアーフィールド」があり、道の駅に隣接するかたちで開業している。全国に広がっていて、北海道は南富良野、栃木の栃木もてぎなどがある。旅をするうえで気軽に利用できるマリオット系列のホテルだと思う。
マリオットブランドにはマリオット、JWマリオット、リッツカールトンなどのハイブランドからコートヤードの中堅ブランド、そしてフェアーフィールドのようなブランドと幅広くあり、その時のシチュエーションにあわせてチョイスできる点ではいいと思う。

翌日は雨。帰りの飛行機は17時25分。天草方面へは、ホテルのフロントで天気が悪いと景色が見れないということと時間がかかるため翌日の天気次第で考えてはとアドバイスを受けていた。雨ということで上天草はやめて、阿蘇神社に詣でることにした。
10時30分ごろにチェックアウトし阿蘇神社へ。雨であったが出かけるころは止み到着した時には晴れていた。神様に迎えていただいたと思う。
阿蘇神社も熊本地震により被害を受けており現在も修復中であった。やはりここもかなりの被害があったようである。
阿蘇神社は2000年以上の歴史を有する古社である。とても清々しい気持ちになれた。